問題集・参考書の選び方

問題集・参考書選びに迷いはつきものですよね。早速ですが、あなたはどんな基準で選んでいますか?

  1. 友だちが使っているから
  2. 学校で指定されているから
  3. 有名な問題集だから
  4. 先生から勧められたから
  5. 合格した人のおさがりをもらったから
  6. 親が買ってきたから
  7. ネットの評判が良かったから
  8. 名前や帯に書いてある宣伝文句に惹かれたから

上記の中に該当するものはありますか?どれも決して悪いとは言いませんが、あなたにとってベストではない可能性があります。

まず1の「友だちが使っているから」というのは、あまりおすすめできません。なぜなら、あなたと友だちは学力、勉強の仕方、志望校など、何かが違っているのが普通です。つまり、友だちにとって良くても、あなたにとっては良くないことも十分あり得るということです。

2の「学校で指定されているから」というのは自分で選んだわけではないので仕方ありません。定期テストではそこから問題が出ると思いますし、成績を上げるためにはそれを使うしか方法がないですね。ただし、それが受験で通用するかどうかはわかりません。例えばある高校では有名な「赤チャート」が学校指定の問題集です。しかし赤チャートはレベルが高いので、文系志望の生徒にとってはそこまでの難易度の問題集は必要ないことがほとんどです。レベルが合わないのに無理して使っていても伸びません。最悪の場合はその教科のことが嫌いになっていしまいます。

3の「有名な問題集だから」というのは安心材料にはなりますが、問題集選びの基準にはなりません。

4の「先生から勧められたから」というのは、あなたに対して個別ですすめられた場合は割と当てになると思います。

5の「合格した人のおさがりをもらったから」というのも微妙です。

6の「親が買ってきたから」というのは一番良くないパターンです。

7の「ネットの評判が良かったから」というのも割と当てになると思います。但し、鵜呑みにしてはいけません。東大受験といえば英単語は「鉄壁」というコメントをよく見かけますが、東大合格者の全員が「鉄壁」が良かったと言っているわけでも、「鉄壁」を使っていたわけでもありません。逆に、自分には「鉄壁」は合わなくて別の単語集を使っていたという東大生も多数いるのです。

8の「名前や帯に書いてある宣伝文句に惹かれたから」というのは微妙ですね。但し、その文言があなたの目的と一致しているなら当たりかもしれません。

このように、1~8のどれもイマイチです。では、どうすればいいのか、結論をお伝えします。

それは、問題集を知ったきっかけは何であれ、「自分の目で問題集の中身を確認して、自分で選ぶ」ということです!

反対に、一番やってはいけないことは、「他人にすすめられたまま、自分の目で確かめずに受け入れること」です。

「自分で選んで失敗した」という場合はあっさり手放してください。また探せばいいのです。問題集や参考書を何冊も変えることは悪いことではありません。例えばプロ野球選手はその日のコンディションでバットを変えますし、プロボウラーはレーンのコンディションでボールを変えます。結果を出すためにそうしているのです。問題集を変えたことに対して「根性がない」「続かない」と非難する人がいても気にしないことです。また、自分を責めることもやめましょう。

途中まで手を付けたのに最後までできずに問題集を何冊も変えたとしても、最終的に最後までやり切れるものに出会ったら、それがあなたにとって最も相性の良い問題集です。その1冊に何度も繰り返し取り組み、書いてあることをすべて自分のものにしてくださいね。

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