『できる人』の4つの共通点

『できる人』には4つの共通点がある

これは私の人生経験から確信を持っていえることです。私の学生時代、塾での受験指導、東大生講師の育成、新入社員の教育、上司・同僚・部下との関わり、取引先のビジネスマン、友人知人など、様々な方々と関わる中で気づいたのです。今からお伝えすることは受験生時代にだけ必要なことではありません。社会人としても、子育てをする親としても、とても大切なことです。つまり生涯にわたって『できる人』であり続ける条件ともいえるでしょう。では、4つの共通点について、1つずつお話していきます。このブログと出会った方のお役に立てたなら幸いです。

目次

共通点1 わからないことを放置しない

『できる人』は知ったかぶりをしません。誤魔化さないし、嘘もつきません。知らないことは「知らない」と言いますし、わからないことは「わからない」と言います。

これって、凄いことだと思いませんか?だって、知らないとかわからないことを隠さずさらけ出しているんですよ。実に正直じゃないですか。それなのに「こんなことも知らないの(笑)」とマウントを取って馬鹿にしてくる人がいます。でも皆さんわかりますよね。「知らない」とか「わからない」と正直に答えるのを馬鹿にする人は『できない人』がほとんどです。だからそんな人から見下されても気にする必要はないでしょう。

『できる人』はわからないことを放置せず、すぐに調べます。そして、きちんと理解するように努めます。このようにとても良い習慣を持っています。

それに対して、「できない人」は物事をテキトーにしてしまいます。それでたまたま上手くいったなら「自分は大した者だ」とたちまち傲慢になってしまいます。そしてますますいい加減になっていきます。わからないことや知らないことを自分で調べることをせず他人に押し付けたり攻撃したりして責任から逃げ回ります。人として信用できません。

『できる人』は思い込みや決めつけで判断しないので信用できます。「信用できる人」というのは最高の評価です。

共通点2 一度間違えた問題はやり直して必ずできるようにする

『できる人』は間違えた問題をやり直して必ずできるようにします。そこには常に「どうすればできるようになるのか」という意識が働いています。「できるようになりたい」という気持ちに忠実だから『できる人』になっていくのです。

一方で、「できない人」は間違えたときに「仕方ない」と考える癖がついています。これはとても怖い習慣です。人生を諦めて生きている人の共通点です。

例えば、CMなどで「二人に一人が癌になる時代」などといっていますが、それを疑うこともせずに鵜呑みにしていませんか?もしあなたが癌になっても「そういう時代だから仕方ない」と諦めてしまいますか?それとも「なぜ癌になるのか」「どうすれば癌にならないのか」と考えるのでしょうか?先進国の中で癌が増えているのは日本だけで、欧米は癌になる人が減り続けているのをご存じですか?

身体の状態、つまり、健康であるかどうかというのは、「考えたこと」と「食べたもの」の「結果」なのです。健康ではないというのは「考えたこと」が間違いだったということです。日本だけ、癌が増え続け、日本だけ、給料が増えない。これは、日本人が「考えなくなった」ということであり、「できない人が増えた」ということなのです。

『できる人』になるために、間違えた問題は翌日必ずやり直してください。そして、間違えた問題をストックしておき、時間をおいて何度もやり直し、いつでもできるようにしてください。これが習慣になったら、あなたは『できる人』です。

共通点3 基礎知識を「正確に」覚えている

『できる人』は基本的なことを「正確に」覚えています。これはとても大切なことです。なぜなら、基礎知識が不正確なら、応用問題は絶対に正解できなくなるからです。また、コミュニケーションは、基礎知識が正確でなければ成立しません。

基礎知識とは何でしょうか?それは教科書や辞書に載っていることです。

言葉の意味を国語辞典で調べる習慣は身についていますか?
英単語は英和辞典で調べていますか?
品詞と働き、文構造を説明できますか?
数学の公式をただ暗記するのでななく、公式が正しいことを証明できますか?
ウクライナがどこにあるのか地図帳で確認しましたか?
地歴公民の用語集を使って正確な知識を吸収していますか?
理科の資料集で因果関係を調べていますか?

基礎知識を正確に覚えてからでなければ、思考力は伸びません。

『できる人』になるために。基礎知識は妥協せずに「正確に」覚えてください。

共通点4 自己肯定感が強い

『できる人』は自己肯定感が強いです。慢心とか傲慢というものとは別次元です。ここでいう自己肯定感とは、自己信頼のことです。自分の間違いや未熟さを素直に認める潔さがあり、自分の能力を高めることに意欲的です。「自分は正当な努力を行うことができる」というのが『できる人』の自己信頼です。

反対に「できない人」は努力することを嫌い、「効率の良さ」とか「要領」や「コツ」を他人から得ようとします。はっきり言いますが、「効率の良さ」も「要領」も「コツ」もとことん努力した先にあるもので、「自分で掴む」以外に方法はないのです。

『できる人』はそれを知っており、努力するプロセスの中で自分の成長を実感しています。努力すればするほど自己信頼が高まり、謙虚になれるのです。それが本物の自信へと繋がっていくのです。受験でも仕事でも、成功するためには自信が必要です。自信へと結びつくように自己肯定感を育てることが大切です。

「できない人」は自己肯定感よりも自己否定感が強く、幼少期を含めた親の関わり方に原因があることが数多く見受けられます。「うちの子はできない」と思っている保護者の方は、自己否定感を強めるような接し方をしているかもしれません。それは「言葉」に問題があるケースがほとんどです。「言葉」というのは使い方を誤ると命を絶つ方向へと追い込みます。今の日本は自殺者数が世界一多いのです。いじめ、パワハラ、病気、絶望、すべて言葉が関係しています。自己否定感の強い人は他人を攻撃して優越感を得ようとします。だからすごく嫌な奴です。自殺へ追い込む人も自殺する人も、自己否定感が強いのです。自己肯定感の強い人は自殺なんかしませんし、他人に対して優しいです。我が子を愛するなら「言葉」で追い込んではいけません。今すぐ自己肯定感を育てる言葉に改めてください。

『できる人』の話を聞くと、「親は勉強に関して何も言わなかった」「自分に任せてくれた」というのがほとんどです。実は、親からの信頼が本人にとっては「信頼する他者からの肯定」であり「他者からの承認」なのです。これが、安心安全の家庭や親子関係を生み出し、本人の自己信頼へと発展していくのです。

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