誕生して間もない銀河の多くは地球から遠くにあり、最も優れた望遠鏡ですらその姿をとらえられていませんでした。そこで国立天文台などの国際研究チームは、ハワイにあるすばる望遠鏡が集めた画像に写る4000万個の天体に ai などの技術を使い、初期の宇宙に生まれたものと似た性質の銀河を探しました。生まれたばかりの銀河は酸素の量が少ないと考えられていますが、今回これまでで一番酸素の少ない銀河を発見したということです。赤ちゃん銀河が見つかったことで、宇宙誕生の謎の解明 へ大きく前進したことになります。
「赤ちゃん銀河」を発見、宇宙誕生の謎解明へ前進 2020/08/01 TBS NEWS
2年ほど前になりますが、TBS NEWSで放送された「赤ちゃん銀河発見」のニュース番組の制作を手掛けたので観てほしいと、卒塾生の花村太郎君から連絡がありました。在学中から、将来テレビ番組の制作に携わる仕事がしたいということを聞いていたので、希望する道に進んで頑張っていることを知ってとても嬉しくなりました。
早速番組を見ると、なんと、ニュース番組の中に1期生の小島崇史くんの姿を発見!彼とはよく宇宙の話をしたことがあり、撮影した画像も教室でよく見せてくれました。将来は、宇宙の始まりの謎を解明するための研究をしたいと言っていたので、鳥肌が立つほどの感動を覚えました。
花村君は動画の編集段階で小島君に気づき、先輩の大偉業を報道できることに関われて心から光栄に思うと話してくれました。
私とは年齢はずっと離れていますが、この動画を観るたび若い二人のことを見習って自分も頑張ろうという気持ちになります。あらためて二人には「おめでとう」そして「ありがとう」と伝えたい。
研究室に「守破離」と掲げてあるのが印象的でした。