塾長「自分自身を語る」

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大学受験のプロ

当たり前ですが、私は大学受験指導のプロです。指導歴は20年以上。東大・京大・早慶上智・MARCHなどの難関大学に、たくさんの塾生たちが合格しました。すごい実績ですよ。でも、誤解の無いように一言付け加えておきますが、「私が受からせた」のではありません。塾生たちが「自分で受かった」のです。だからこそ、本当にすごい実績なんです!もちろん、「自分の力で合格する」ように勉強のやり方を指導したり、考え方を教えてきました。普段から塾生たちが楽しく創造的に勉強できる場を作り出せるように心掛けて指導に当たってきました。どんなに厳しくても本気なら志望校を下げるなと言い続け、真剣さに欠ける生徒には厳しく叱咤激励したこともあります。でも、結局最後は生徒が学力を伸ばして「自分の力」で合格していったのです。なんだか自慢話みたいになってしまいました。そういえば卒塾していった生徒たちのことをよく語っています。やっぱり自慢です(笑)。

苦労した受験勉強

卒塾生のことは自慢できることがたくさんあるのですが、自分の受験生時代はといえば、決して自慢できるものではありませんでした。本当に受験勉強がヘタ!特に現役生の時に基礎を疎かにしたせいで、浪人しても簡単には伸びませんでした。結局3年余りも受験勉強しました。浪人時代に1日18時間の勉強を3ヶ月続けたこともありますよ。疲労が溜りに溜まってその後3日間も高熱が出て寝込んでしまったけどね(笑)。でも実際にやってきたことが大学受験のプロへと成長させる貴重な下積み経験になったんだ。ね、納得でしょ(笑)。ちなみに高校生のときに基礎を疎かにしたといっても勉強しなかったり成績が悪かったわけではないよ。英語・数学・物理・地学は評定5だったし、国語や地理も4だったので悪くはない。数学では期末テストで学年で唯一の100点満点を取ったこともあるし、物理と地学も学年トップになったこともある。成績が良かったために、基礎は問題ないと思い込んでいたんだね。出題傾向に対する対策も不足していたから、客観的に見ると上手くいかなくて当然なんだけど、その当時は気付かなかったね。浪人した結果がどうなったか私に尋ねると機嫌が悪くなるからね。だって、塾生たちに教えていることを実践したら、絶対自分は第一志望に合格できていたと確信できるからさ。わかるよね?望んだ結果は手に入らなかったけど、精一杯努力したことは胸を張って言える。そのうち「肩書ではなく、人として成長していくことが大切だ」と考えるようになったんだ。ここで受験生にアドバイス。目指す大学が難関校なら、キミ自身が「受験勉強のプロ」にならないと受からないよ!くれぐれも言っておくけど、「やりました」は通用しないぞ!徹底的に繰り返して「身につける」ことが大切なんだ!

一番尊敬する人は

尊敬している人は本当にたくさんいます。皆さん本当に「すごいな~」と思います。その中でも世界で一番尊敬しているのは私の両親です。だって、父と母のお陰で自分が生まれ、この人生があるんだから。自分を直接生んでくれた人は他には存在しない。だから、境遇を考えたって何の意味もない。いつでも、何があっても、この気持ちに変わりはない。私が一番尊敬しているのは父親と母親です!受験生の皆さんも両親に心から感謝してね。そして自分でできることをどんどん増やしていくんだ。自分から進んで勉強して、理想の人生に向かって挑戦できる力と知恵とを身につけていこうね!

 塾を始めた理由

実は大学受験業界に飛び込んだのは29歳の時。それまでは違う仕事をしていたんだ。その道のプロとして身を立てようと必死に努力していた。そんなある日のこと、自宅へ戻ると様子がおかしい。なんと、空き巣に入られ、何年もかけて揃えてきた仕事道具のほとんどが盗まれてしまった!当時打ち込んでいた仕事は道具が無いと何もできない。「盗まれたものは戻ってこないと考えた方が賢明だ」と刑事さんに言われ途方に暮れたが、生活のため、そして、再び仕事道具を揃えるためには一旦他の仕事をするしかない。職探しをして、ご縁があったのが大学受験業界だった。学校法人ではないが、業界大手だったので、社員教育はしっかりしていた。しかし今なら間違いなくブラック企業と言われるだろう(笑)。研修を受け、なぜ自分の大学受験は上手くいかなかったのかよくわかった。何よりも、上司や経営者の人柄や仕事に打ち込む熱さに惹かれ、いつの間にか「これが自分の仕事だ」と思うようになっていった。短い期間で担当の生徒がどんどん増えていった。生徒たちは学校の成績が良くないのだが、ご両親の我が子に対する思いが伝わってきて責任の重さを感じた。初めて受け持った生徒がD判定やE判定の大学に合格した。奇跡だと思った。生徒もご両親も大喜びで大変感謝された。嬉しかった。その後も奇跡は続いた。でもその奇跡は生徒が自ら起こしたものだと気付いた。なぜなら、他の塾や予備校と比べると、ほとんど勉強を教えていないからだ。そのかわり勉強をさせるのが上手かった。成績を上げるのも大学へ合格するのも心に火を点けなければ叶わないのだ。担当した生徒たちの方が私の大学受験より遥かに凄い結果を出しまくっている。私の担当教室の3年生は50名程。高校のレベルはバラバラで、入塾テストもないので、優秀な生徒ばかりを集めたわけではない。それなのに、ある年の受験では、東大に4名の合格者が出た。他に早慶合わせて10名を超え、MARCHの合格者は30名を超えた。私の部門は社内コンテストで8回日本一になった。有り難いことに、管理職としてエグゼクティブと称賛された。しかし、時代は移り変わり、指導のトレンドが映像授業になった。映像講義の講座を売ったが、以前ほど生徒から手応えを感じなくなった。難関大学に合格した生徒の多くは、映像講義をほとんど見ていなかった。昔ながらの勉強をしている生徒の方が、圧倒的に強かった。そして会社が方向転換を始めたのをきっかけに、独立して個人塾を始めた。以前の会社には18年間お世話になった。言葉に尽くせないほど感謝しています。そしてこれからも、子どもたちにはより高みを目指してほしい。だから心に火を点けるんだ!それから、他人のことを羨ましがったり見下したりするのではなく、もっと自分のことを好きになってほしい。そのためには、自分に自信を持つ必要がある。だからこそ、テストで満点を取ったり、何か一つでいいから1番を取ることを経験してほしい!その経験が人生の試練や困難を乗り越える力になるからね!だから、単なる勉強のテクニックを提供するだけの塾にはしたくないんだ。幸せな人生を生きていくための心を育てていく塾にしたいと考えているんだよ。心の中はいつも100点満点でありたいからね!

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