テストの答案が返却された瞬間クラス全体が騒然!最下位だった自分がまさかの⁉

高校2年生の私は、定期テストの数学で0点を取ってしまった。その日からクラスのみんなが私のことを「バカ」と呼ぶようになった。そのうちバカといわれながら頭を叩かれるようになった。耐えられなくなった私は語気を強めて「0点だったからといって、バカと呼ぶことはないだろう」と反論するが、クラスメートたちは面白がって「バカなんだから叩かれたって仕方ないだろ」といって笑っている。「そんなにバカというなら、次回の定期テストで本当の実力を見せてやるよ!絶対に満点取ってやる‼」と宣言した。みんな笑いながら「やっぱりバカはバカだな」「無理無理、どうせできっこないって」「俺でさえ満点取れないのにお前が取れるわけがない」「次のテストで満点じゃなかったら一生バカと呼んでやるよ」とクラスメートたちは私を見下した。悔しさで震えたが、もうそれ以上何も言えなかった。

帰宅してから一人で静かに「どうすれば満点取れるのか」を真剣に考えた。前回の0点の原因は授業を全く聞いておらず、テスト勉強も一切しなかったからだ。数学に対して全くやる気が起きなかったのだが、その原因は前々回のテストにあった。その時のテストは自信があった。90点以上取れたという手応えがあった。しかし、結果は47点で平均点にも届かなかった。(あんなに勉強したのに...)すっかり数学が嫌になってしまい、授業にも身が入らなくなった。やがて授業についていけなくなった。(そしてとうとう0点か。情けない...)

絶対に満点を取ると決めて、それを紙に書いて壁に張った。次に、教科書を開いてテスト範囲を予想した。まだ試験範囲が発表されていないからだ。(ベクトル、行列、楕円、この辺りは確実に出そうだな。どれくらいやればいいのかな...)カレンダーを見つめた。(次の定期テストは3週間後から始まる。今日から始めないと間に合わないな。)残りの日数を考えて、毎日6時間数学の勉強に打ち込み、他の教科は一夜漬けで凌ぐ作戦に打って出た。(数学にすべてを掛ける!)

満点宣言したことはクラスの全員に知れ渡り、私が登校するとそれだけで笑われた。相変わらず「バカ」と呼ばれている。私はいじめられても屈しない性格だ。数学で満点を取ることに焦点を合わせ続けた。

毎日数学を6時間、それを3週間続ける中で、数学の勉強方法で大きな気づきがあった。(そうか!こうやって勉強すればよかったのか‼)完璧に勉強法を掴んだ。手応えを掴み始めるのと同時にミスすることが怖くなった。前々回のテストでも小さなミスで大きく点を失っていたからだ。(どうすればミスしないで正答できるのか)ミスはほとんど計算過程で生まれる。それ以外のミスは根本を理解していないことが原因なのでミスではない。実力不足だ。(よし、こうしよう!)ミスを無くす方法を思いついた。

ついに試験の時を迎えた。(定期テストでこんなに緊張するのは初めてだ)試験時間は長くも短くも感じた。「解答止め。一番後ろの席の生徒は同じ列の答案を集めて提出してください。」後ろから来た奴に頭を叩かれた。「バカ、前回より難しかったな。終わったな。」と言いながら裏返しに伏せてある自分の答案を回収していった。

答案の返却は週明けになるので、それまでの数日間は落ち着かなかった。いつの間にか「バカ」と呼ばれると普通に返事をしている自分がいてヤバいと思った。

そして答案返却の時がやってきた。名前を呼ばれた者から先生の所に行き受け取って戻ってくる。この先生は名前を点呼する以外は何も話さない。そして自分の名前が呼ばれた。みんなが注目しているのがわかった。先生から答案を渡されるまさにその時だった。先生が大きな声で「今回のテストの満点は一人。加藤だ。学年トップは加藤だ。答案が綺麗だったから見た瞬間に満点だとわかった。だから大きなマルを一つだけ付けた。」答案には赤ペンで書かれた大きなマルと100の数字が見える。感動してこみあげてくるものがあったが、それよりもクラス中が騒然となっていることに驚いた。「見せて見せて」といって駆け寄ってくる者もいるし、「スゲー」といって背中をバンバン叩く者もいるし、「俺も満点とってみてー」と羨ましがっているものもいる。とても気分が良かったが、「バカと言って悪かった」と言われたことが一番嬉しかった。この日から、クラスの女子から「勉強教えて~」と言われて休み時間は忙しくなった(笑)

いかがでしたか?このお話は塾長加藤の実話です。この時に掴んだ数学満点の勉強法は、今もしっかり塾生に伝えています。実際に成績の低迷している生徒が数Ⅲでただ一人満点を取り学年トップになった事例も出ています。0点で学年最下位から100点で学年トップを掴んだ勉強方法を知りたいという方は、是非、溝の口満点塾の加藤に会いに来てください。遠方の方はZoomでも可能です。それでは、お待ちしております!

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