「親の心配」が「子どもの不安」を大きくする

「親の心配」が「子どもの不安」を大きくします。

親として子どもの心配をするのは当たり前のことですが、それをストレートに言葉で伝えてしまうと子どもは自信を失ってしまうことがあります。自信が無くなればもちろんやる気が起きなくなります。「うちの子はやる気がない」という保護者の方は、知らず知らずのうちにやる気や自信を奪う言葉を発していないか静かに振り返ってみてください。

やる気や自信を奪う言葉とは、そのほとんどが親として心配している気持ちから生じます。

「お姉ちゃんはできるのに、どうしてあなたは...このままだと...」
「こんな簡単なことも解らないのか...よくそれで...お父さんなら...」
「あなたよりも弟の方が出来るわね。ねえ、志望校はどうするの?」
「本当に大丈夫?なんか心配なのよね...」
「どうせあなたは...」

このようなことを言われると、子どもはたいてい強がって見せますが、本人の不安は増大します。

「不安」は「失敗に対する恐怖心」を引き寄せます。不安や恐怖は集中力を奪い取ります。失敗が怖いので努力しない方が傷つかないと思い込み始めます。集中してない上に少ない時間しか勉強していませんから成績は上がりません。やっても上がらないという経験はみるみるうちに自信を奪い取っていきます。結果として本人の口から、

「お姉ちゃんはできるけど、私はお姉ちゃんみたいに頭がよくないから無理だと思う...」
「お父さんは何でも簡単にやってしまうけど、僕は努力してもできないから才能がないんだよ...」
「僕は弟とは仲が悪いんだよね。まあ、価値感が違うから。志望校も入れればどこでもいいや...」
「お母さんから見たら、やっぱり僕には無理なのかな...」
「だから私は最初からやる気がないって言ってるじゃん...」

親としては「心配して言っているのに」という思いがありますから、良かれと思ってのことです。しかしこれは善意をネガティブなエネルギーに変えて本人を潰しているようなものです。

「気を付けよう」と思われた方もいらっしゃると思いますが、「言葉にして言わなければいい」ということではありません。表情にも態度にも表さないように努めてください。子どもは親の感情に敏感です。

親として「穏やかな心」で本人の日々の小さな成長を見守ってください。それが子どもにとって安心して努力できる条件なのです。

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