溝の口満点塾の「理念」
一、私たちは、本学を第一、末学を第二として、美しい日本人を育てます
二、私たちは、子どもたちを能動的学習者として認め、支援します
三、私たちは、感動のリレーで世の中を動かし、貢献します
「本学」とは何か 「末学」とは何か
「本学」とは、人間としての立派な生き方・あり方を目指す学びのことです。人間は本来「仁」「義」「礼」「智」の徳、すなわち「四徳」を誰もが持っているものであり、学んで努力することによって四徳が顕在化し、結果として人間の善性が完全に発揮できるようになるのです。
「仁」「義」「礼」「智」の「四徳」を引き出すためには、それぞれの「四つの兆し(きざし)」を伸ばしていくことが大切です。その「四つの兆し」のことを「四端(したん)」と言います。
「仁」の端は「惻隠」(困っている人を見て気の毒に思う心)
「義」の端は「羞悪」(不正や悪を憎む心、恥を知る心)
「礼」の端は「辞譲」(譲り合う心、礼儀作法の基本)
「智」の端は「是非」(道理に基づいて正しいことと間違っていることを判断する能力)
この「四端」の芽生えこそが「四徳」を引き出すきっかけであり、「四端」を育てることが親が子に行う家庭教育の柱です。
相手に対して「仁」「義」「礼」「智」の「四徳」を尽くした結果、相手の側に生まれるのが「信」なのです。すなわち、仁義礼智(四徳)を尽くさなければ相手から信頼されることはないのです。
「末学」は知識や技能を学ぶことです。つまり、英語や数学といった学校で習う知識は「末学」を学んでいるということなのです。「末学」はとても大切なことではありますが、勉強が出来たり運動が得意だったり、有名大学に入ったからといって人間として立派ということではありません。「末学」に優れていても「本学」を軽んじる者には、自分も他人も幸せにすることはできません。
学位は1分で信用されるという効果はありますが、本学を修めてこなかった者はやがて人としての信用を失うことになります。
「他人のために自分の最善を尽くすことができる」すなわち「利他の心」を持つ人間を育てることが最も大切なのです。